赤ちゃんのミルクの調乳に安心して使える最適なお水とは
赤ちゃんにとって安心できるお水とはどういうものでしょうか?
赤ちゃんにとってのお水とはミルク用のお水ということですね。
最近、お水に対して意識の高いママが増えていて赤ちゃんのミルク用のお水に関して水道水を避けわざわざ購入して与えているケースを多々見受けるようになってきました。
体の小さい赤ちゃんですから食べ物や飲み物には大変気を使いますね。
赤ちゃんは内臓などの消化器官が未熟な状態で生まれて来るのでミルクの与えかたも少量を何回にも分けて与える必要があるなどの配慮も必要です。
水道水の安全性は?
さらにミルクに使うお水も、私たち大人が普段当たり前に使っている水道水を使うことに対してもその安全性は気になるところです。
一般的には日本の水道水は世界の中でも衛生的で安全だと言われています。
しかしその反面塩素などの化学物質への不安は拭いきれずにあり、さらには放射性物質などの心配も加わってより安全で安心できるお水へのニーズは赤ちゃんのミルク用だけにとどまらず高まっています。(実は日本の塩素濃度は世界的に見てもトッププラスに高いと言われています。)
もちろん水道水が即座に何か悪い影響を与えていると言うわけではありませんが、水道水に含まれる塩素は沸騰させるとトリハロメタンという発がん性の強い物質を生み出すことが分かっています。
特に赤ちゃんに飲ませるミルクは煮沸して人肌に冷ましたものを使いますから、水道水を沸かして作ったミルクを飲ませるのは迷ってしまうのではないでしょうか。(10分以上沸騰させるとトリハロメタンは減少するとも言われていますが、それで不安が払拭されるものではありませんよね。)
大人でさえ飲み水が実は体調に大きな影響を与えているというのは知られてきているところで、水を変えたら調子が良くなったという話も耳にします。
お水は体の大半を占めていて、健康にとってとても重要です。
上記のような背景から、ペットボトルなどのミネラルウォーターや浄水器などがたくさん市販され売れるようになってきました。特にペットボトルのミネラルウォーターは単価も激安なものも販売されるようになってきてお求めやすくなっています。
ただペットボトルの購入・運搬などママの負担を考えると宅配タイプのお水が望ましいです。
最近は特により安全なお水を求めるニーズや調乳を楽にするために
ウォーターサーバーの導入を検討されるご家庭が増えて来ています。
ペットボトルのお水はどうか
お水に対する不安や安全性からペットボトルのお水はたくさん利用されるようになってきました。
しかし日常的に利用するには少し不便です。
日常的にミネラルウォーターを購入して利用されている場合、経済的に2リットルサイズを利用されることが多いです。
2リットルサイズでも日常的に使えばなくなるもの早い上、なくなったら今度は持ち運ぶには決して軽くない2リットル入りのペットボトルを購入して自宅まで持って帰らなければなりません。
これは結構辛い労力だという声は非常に大きいです。
また持ち運びなどの手間を省くため、あるいは価格を比較して安いところを選んで購入するため通販を利用されているとしても、2リットルごとにペットボトルを開けて利用するのは、開封後の雑菌の増殖など衛生面から早めに飲み切る必要があることや利便性などから不便を感じるのではないでしょうか。
ペットボトルのお水に対する意外に知らない事実
またペットボトルのお水について「硝酸態窒素」に汚染されているというデータもあって(2007年度)こちらも決して安心できない内容となっています。
硝酸態窒素とは、水に含まれる硝酸イオンと硝酸塩という物質に含まれる窒素のことを言い、ブルーベイビー症候群や発がんの要因リスクがあるとされるもので、水道水では1リットルあたり10mg以下とする基準となっています。
ブルーベイビー症候群とは、血液のヘモグロビンと硝酸態窒素が結びついて酸素の運搬を阻害するなどし酸欠を招くなど、乳幼児においては非常に危険が懸念される症状です。
その硝酸態窒素が少ないながら(水道水よりは大幅に低い数値ではありますが)、六甲のおいしい水やボルビック、エビアンなど8銘柄のペットボトル製品から検出(2mg/1リットルの数値で)されたことが分かっています。
もちろん上記のデータは2007年のもので現在のデータはわかりませんが、ペットボトル製品に関しては注意が必要ということが言えます。
1リットルあたり2mgと水道水の基準値上限までには至らない数値ですが、健康を考えて購入しているお水に硝酸態窒素に少なからず含まれているというのはちょっと残念なことです。
もちろんすべての製品がそうだということではないですが、一般的に有名や銘柄において硝酸態窒素が検出されたという事実は決して見逃せません。
浄水器はどうか
浄水器も安全なお水を飲みたいというニーズで市場を広げてきたものであり、現在は簡易型のポットタイプから水道管などの設置するビルドイン型、蛇口に取り付けるタイプまで様々なものが販売されています。
浄水方法はフィルターを使ってろ過する形式ですが、中空糸膜や活性炭膜などのフィルターでろ過する方法からセラミックフィルターやRO膜などを使ってろ過するものまで様々です。
一度付ければ永久的にろ過性能を維持し安全なお水を供給すると思われる浄水器ですが、フィルターを使ってろ過する以上使い始めたところから次第に目詰まりをしていきます。
最大の性能を発揮するのは使用し始めであり、だんだんろ過能力が落ちていきますので期待される能力はだんだん発揮できなくなっていきます。
また常にフィルター(特に手ごろな中空糸や活性炭タイプ)が湿っているというところからカビを防ぐため防カビ剤が塗られていることもあり、健康的と言えるかどうか疑問です。
赤ちゃんにとって最適なお水とは
赤ちゃんにとって安心できるお水とかどういうものか?
ママや妊婦さんが選んでいるものがあります。
それはウォーターサーバーです。
現在市販されているものは地下から採水された自然のままのものを提供する天然水と、ボトリング工場地域の水道水や河川水をRO膜でろ過したRO膜水と言われるものに分かれています。
いずれも水質に関して厳しい検査をクリアし、大半が軟水と言われる水質のお水か提供されています。
軟水であれば赤ちゃんにも安心して飲ませることができます。
硬度が高いと内臓の弱い赤ちゃんにとっては負担になりますが、軟水であれば安心して飲ませることができます。
硬度は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムの含有量が高いほど硬い水を評されます。
ウォーターサーバーで提供されるお水が水道水と比べて硬度が高いのではないかと考える人もいるようですが、水道水ももともと河川や湖などの水源を浄水して使用されるものですのである程度ミネラル成分を含んでおり、全国の水道水がおおよそ軟水と言われる硬度の低いお水が蛇口から出てきます。
ただし沖縄など一部の地域のお水は硬度の高い地域もあるのでお住まいの水道局などでご確認されるのがよいでしょう。
ミルクに使う粉ミルクは水道水(軟水)で作ることが前提とされているのですが(硬度の高いお水が適しません)、ウォーターサーバーで提供されるお水は問題なく使うことができます。
硬度に関してはこちらをご参照ください。
なおRO膜でろ過されるとミネラル分まで取り除かれてしまうため、RO膜水のウォーターサーバーで提供されるお水はろ過後ミネラル成分が添加されています。
天然水が良いかRO膜水がいいかはその辺りが判断の分かれ道のひとつになりますが、おすすめは自然のままの無添加で提供される天然水のウォーターサーバーです。
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